こんにちは。
ファミリー・ウェルネス株式会社Founderの田川です。

本日は「幸福度」についてです。

毎年、国連持続可能な開発ソリューションネットワークによる、世界幸福度ランキングが発表されています。

●雨風しのげて
食料豊富にあり
水道から飲める水が出て
医療や福祉制度も整い
戦争もなく
発展途上国でもない

この先進国「日本」の、世界ランキングは何位だと思われますか?
また、世界ランキングTOPの国々は、「どんな国」なのでしょうか?

2023年幸福度世界ランキング

1位 フィンランド
2位 デンマーク
3位 アイスランド
4位 イスラエル
5位 オランダ
6位 スウェーデン
7位 ノルウェー
8位 スイス
9位 ルクセンブルク
10位 ニュージーランド



46位 キプロス
47位 日本
48位 クロアチア
49位 ブラジル



136位 レバノン
137位 アフガニスタン

となっています。

お気づきかもしれませんが、
フィンランド、デンマーク、アイスランド、スウェーデン、ノルウェーの北欧5か国が、TOP8に君臨しています。

「なぜ、北欧の国々はこんなにも幸福度が高いのでしょうか?」
「逆に、幸福度が低い国々は一体何故、幸福度が下がるのでしょうか?」

経済力は大きく関係はなさそうに見えます。

世界一幸せな国の没落



過去に「世界一幸せな国」と言われた、南アジアのブータンをご存じでしょうか。
2013年には北欧諸国に続いて世界8位だったブータンは、発展途上国にも関わらず非常に幸福度が高いことで有名でした。

しかし、2019年には156か国中95位に転落
以来、このランキングには登場していないと言います。

ブータンの幸福度低下は「他国との比較」が大きな要因です。
ブータンは元々、情報鎖国がなされていて、他国の情報が入ってきませんでした。

しかし、ある時から他国と比較ができるようになり、幸福度が下がり、隣の青い芝を求めて海外に流出する若者が激増したそうです。

この現状は、日本にも当てはまります。

精神科医の樺沢紫苑さんは、、
日本の幸福度が低いのは、他人と比べたがる気質も関係しているでしょう。
精神医学においても、他人と比較する人は幸せになれないことがわかっています。
欧米人は、他人と自分を比較したがらない。
横並びを嫌い、収入、学歴、容姿、ファッションなど、さまざまな要素で他人と違うことを好みます」と仰っています。

幸福度を上げるには



それでは、幸福度の高い北欧諸国の特徴は何なのでしょうか?
デンマークでは【ヒュゲ】という価値観が大切にされています。
これはデンマーク語で「居心地の良い空間」「共に居心地良く過ごすための時間」という意味です。
これは、デンマークだけでなく北欧諸国に共通する価値観となります。

ヒュゲの時間においては、個人的な問題や仕事の問題は横に置き、ポジティブに振る舞い口論は避けると言います。
【他人との比較】ではなく、心地よいと感じる【自分の気持ち】【空間】を優先するということです。
他にも【自由遊び】を大切にして、結果よりも努力やプロセスを重視します。

また「私はいつも~をする」「あの子はああいう人」「〇〇ちゃんは怠け者」などの【決めつけ言葉】【レッテル貼り】を減らすそうです。
これには「〇〇ちゃんは、今怠けたい時」というように【問題と人格を切り離す】ようにコミュニケーションを取るそうです。

これらは人間関係だけでなく、育児や子育てにも活かせる考え方です。
このような価値観により、人々の幸福度が高まっていくことが、ランキングから読み取れます
幸福度が高い国の方々は【レジリエンス】(折れない心)が強いと言います。

次回は「レジリエンス(折れない心)とは何なのか?」ということをテーマに社内報を配信していけたらなと思っております。

ファミリー・ウェルネス株式会社のミッション【幸福な家庭環境】に1ミリでも寄与していけましたら幸いです。
いつもミッション達成のため、ありがとうございます。