こんにちは。
ファミリー・ウェルネス株式会社Founderの田川です。

ギフテッド訪問看護ステーションをオープンしたのは、1年前の2023年10月1日

本日は、私の目線でこの一年の振り返りをしていきたいと思います。
関係ないと思われる方もおられるかもしれませんが、
「そんな歴史があって今があるんだな~」くらいに、捉えていただけますと幸いです。

訪問看護ステーションを立ち上げるハードル

訪問看護ステーション1拠点目を立ち上げるのは、様々なハードルがあります。
医療従事者でもない看護師でもない私が立ち上げるには、ハードルだらけでした。

法人を設立したのは2023年3月1日。
実に10月のオープンまで【8ヶ月もの期間】【1500万円程度の資金】を要しました。

▶訪問看護ステーションを立ち上げるには

必要な条件

① 3ヶ月前には行政に申請する必要がある
事務所と看護師3名が必須
② その2ヶ月以上前から物件契約と求人募集
をする必要がある
③ その1ヶ月以上前から法人設立の手続き
が必要になる

ということで、最短でも法人設立から半年以上の期間が必要でした。

私は、独立事業主として16年の経験があります。
しかし、訪問看護ステーションは初めての業界

▶新たな分野での挑戦で

不安なこと

☑ 求人が集まるかわからない
☑ 指定申請がうまく通るかわからない
☑ 利用者さんに受け入れられるかわからない

そんな中で、物件を契約し、空家賃を払い続け求人広告費を支払い車を複数台購入し、1500万円を投下する。
正直怖さもありました。

湯浅さんとの出会い

そんな最中の6月13日
湯浅さんと京都駅のホテルグランヴィアで初めてお会いしました。

印象は
「謙虚でお茶目で、でも仕事はバリバリできそうな女性」でした。
応募理由を聞くと、湯浅さんのチャレンジ精神が伺えました。

「訪問看護はずっとやってきたけど、小児の訪問看護は初めてだから」とのことでした。
一次面接で即決はされず、2~3回お会いしました。

「他にもお誘いを受けている事業所がある。そちらにいけば私の経験的にも8割くらいの労力で働くことができる。しかし、もし私がギフテッドさんで働くなら、私も未経験な分野なので120%でやらないといけないと思う。一度、家族とも話合わせて欲しい」
とのことで、家族ともしっかり話し合った末、最終決断をしてくださりました。


入社前から【しっかり環境を整えよう】とする責任感と、何事にも熟考した上で【最適解を出す頭脳】に僕は惚れました。
最初からこんな経験豊富で優秀な管理者さんが来ていただけるとは想像もしていなかったため、この不思議なご縁に今でも感謝の念を感じています。

現実に立ちはだかる壁


さて、私がやろうとしていた「小児特化」の訪問看護ステーションは、全国でもあまり前例がなく、展開している会社もない新しい分野。
どの業界でも、新しい分野は、受け入れられるのにも時間がかかります。

不安なこと

● 求人はくるのか
● 利用者様にニーズはあるのか
● 本当にビジネスとして成り立つのか

など、前例がないためわからないことだらけでした。

私と共にビジネスをやっている方には良く言われますが、私はかなり慎重な方で、新しい事業を立ち上げる際も、1年近くリサーチをします。

リサーチの内容

● 損益構造
● ニーズと社会性
● 市場規模と将来性
● 働く方のニーズや給与システム

今回も、立ち上げる前に1年近くリサーチをし、「これなら幼児教室でやりきれなかったことができる」確信を持って乗り込みました。

それでも、【頭の中では上手くいく】予想が、実際にやってみると修正修正の連続です。

現実は・・・

● 指定申請が上手くいかない(特に京都市は厳しい)
● 求人を出しても全然来ない
● 必要だと思って購入した備品が無駄だらけだった
● 想像以上に小児精神のドクターが少ない(リサーチ不足)

などなどのにぶつかりました。

また事業所名も「ギフト訪問看護ステーション」で開始予定だったのですが、まさかの商標登録が取られていました。
ギリギリで「ギフテッド訪問看護ステーション」に変更し、なんとか事なきを得ました。

こちらはしっかりと商標登録しております。

寺内さんとの出会い

試行錯誤している最中に入職されたのが、寺内さん
今年の1月でした。

利用者さんが徐々に増加し、紹介をくださる提携機関やドクターの方への認知も広がる中、働く側の人材不足が続いていた時期です。
人材不足の影響で、研修期間中にも関わらず、湯浅さんと二人三脚になりながら、かなりの訪問数とハードなご家庭の訪問もこなしてくださっていました。

寺内さんは、看護師以外にも幅広い職場を経験されている上に、保育士資格もあるため、
「看護以外の分野でも、お子様の発達を促したり、良い方向へ導くことができる方だな」と初めてお話をした際に思いました。
立ち上げの人が少ない時期に、文句も言わずに【利用者様のことを全力で考えながら】働いてくださっているのを見ていて、本当に良く乗り越えてくださったなと感じています。

感謝と今年の目標

現在ではお陰様で、ギフテッドへ求人応募してくださる方も日々増えており、現在は採用しきれないほどの応募数になってきています。

これも、現場でコツコツとギフテッドの信頼を積み上げてきてくださった湯浅さん、寺内さん
そして本社の社長広報部須藤さんウェブ周りに力を入れてギフテッド訪問看護ステーションを広めてくださっているお陰です。

まだまだ我々の存在を待っている利用者様が、全国に存在していると感じています。
求められる限りは、しっかりと体制を整えながら拡大したいと考えております。
組織拡大につれて様々な課題が出てきますし、現場レベルでは日々解決すべき課題だらけかと存じます。

どんな事業にも課題はつきものです。

皆様は日々利用者様の課題を解決頂いている分、皆様の職場環境の品質向上や、ここで働くメリットや意味を増やしていくことが我々本部陣の役割だと考えております。
まだまだ2年目の会社のため、少ない資源の中運営しております。

しかし、私と湯浅さんはこの事業の将来ビジョンをしっかりと定め、未来に向かって動いています。
方向性は確定次第徐々にお伝えできればとは思いますが、まずは1事業所目をしっかりと成り立たせることが、今年の目標です。

▶常勤換算数5名で月間550件訪問を1事業所のモデルとし

事業所運営の目標

● 事業所が成り立つ
● 働く方々の生活を守る
● 利用者様のお役に立てる

三方良しの状態で、しっかりと足元を固めながら事業所運営ができればと考えております。

まだまだ成長途中の事業所です。
2年目のギフテッドの歴史を皆様の力で刻んでいっていただけますと幸いです。

いつもお読みいただき、有難うございます。
引き続き、2年目もよろしくお願いいたします。